私的 HandBrake の使い方

HandBrake の使い方は、ググるといろいろ出てくるとは思いますが、私の使い方を書いておきます。

まず、Preferences(環境設定)ですが、ここでは、コンバート終了後の動作(When Done)の設定が可能です。

私の場合、コンバートはサブマシンで行うので、「Growl Notification」に設定しています。
なぜ、違うマシンで行うのに「Growl Notification」に設定にするかということですが、Growl には、「ほかのコンピュータに通知を転送する」という設定が可能だからです。
ですので、コンバートしているマシンの設定は、「ほかのコンピュータに通知を転送する」にチェックを入れ、Growl を通知させたいマシンを選び「使用」にチェックを入れます。

さらに、通知を受ける側のマシンは「受信される通知を開く」にチェックを入れておけば、コンバート後に、Growl で通知してくれるというわけです。


コンバート後の動作は、

  • Put Computer To Sleep(コンバート後にスリープ)
  • Shut Down Computer(コンバート後にシャットダウン)

などを選ぶことが可能なので、寝ている間にコンバートする場合は、それらの設定にしておくといいと思います。


そして、もう1点。
Output files: の部分は「Use iPod/iTunes friendly (.m4v) file extension for MP4」にチェックを入れてます。
これは、拡張子を「.m4v」にしておくことで、チャプタが認識されるので、そういう設定にしています。


さて、これで環境設定は終了です。
次に、Output Setting に移ります。


HandBrake では、細かな設定が可能ですが、様々なタイプに合わせてプリセットが用意されているので、それらを使うといいと思います。


例えば、以下のようなデバイスにあわせたプリセットが用意されています。

ただし、これらのプリセットをそのまま使うと、字幕(Subtitles)は「None」、音声は「English」に設定されますので、「Audio & Subtitles」のタブから、必要な設定に変更してください。


私のコンバート設定は、ベースとなる設定に「Normal」を選び、

変換後のサイズ(Target size)を、1000 MB(バックアップのことも考えて計算しやすいサイズにしてます)。

そして、字幕(Subtitles)に、「Japanese」を指定したプリセットを保存し、使用しています。

現状では、字幕(Subtitles)は、埋め込みにしか対応していません(日本語の字幕ファイルを生成できる OSX 用のアプリケーションを知りません)ので、キャプションの切り替えは不可能です。
また、「Normal」設定では、2-pass encoding が有効になっていますが、さらに、きれいな動画にしたいのであれば、Turbo first encoding のチェックを外せば、画質が向上するでしょう(時間はかかりますが)。
画質にこだわらないのであれば、2-pass encoding のチェックも外せば、高速にエンコードしてくれます。


手軽に使用できる iSquint の開発が終了してしまったので、シンプルなコンバータには、ニーズがあると思います。
HandBrake が様々なファイルを変換できるようになった今、かつてリリースされていた HandBrake Lite の様に、簡単に使える機能限定版がリリースされることを期待したいですね。