リストアのすすめ

少し前のことですが、Twitterで、感じ通信のKeizoさんと話していた時に、マックの調子が悪い!と言われていたので、リストアをおすすめしたんですが、そういえば、個人的にリストアの方法については触れていなかった訳でして、まとめてみようと思ったんですね。

色々と細々した不具合が出ていて、その度に再起動をしていたのだがもはや限界。再インストールしたら絶対に治るという確信があった訳じゃないが、それが残された最善の方法かと思ったのだ。

http://www.sumainobaiten.com/blog/zakki/archives/2007/06/os_for.html

と、Keizoさんも書かれているように、不具合が出ていて解消できない時は、時間はかかりますが、リストアをすることが一番だと思っています。


もちろん、ディスクユーティリティを使用したアクセス権の修復や、Onyx等のユーティリティを使用してのキャッシュの削除、MainMenu等を使用してのPreferencesファイルの確認や、該当するPreferencesファイルの削除等で不具合が解消すれば、リストアせずとも使い続けることは可能ですし、それでもだめな場合は、市販のユーティリティを使用し、修復するという手もありますね(これが先かな?)。

私は、日々様々なアプリケーションをインストールしているので、アンインストール作業を定期的にするのですが、それでも削除し忘れているファイルが溜まってきたりするので、精神的なすっきり感と、作業環境の見直し、フルバックアップも兼ねてリストアを年に3〜4回程度行うのが恒例となっています。


さて、リストアする際の段取りですが、

  1. フルバックアップ
  2. ハードディスクの初期化
  3. システムのインストール
  4. ソフトウェア・アップデート
  5. アプリケーションのインストール
  6. データのコピー

といった流れですね。


フルバックアップする理由は、リストアするにあたり、アプリケーション等の再インストールに時間がかかることが考えられるので、フルバックアップしたHDから起動して使用する場合と、バックアップのし忘れ防止にもなります。


バックアップには、使用しているHD容量以上の空きスペースを持つ外付けHDを用意しておくことが必要です。
で、私の場合は、フルバックアップにかかる時間を前もって考え、システムをインストールするHD容量を70GB程度のパテーションで切って使用しています(Core 2 DuoiMacだと1時間程度でバックアップ可能。あまりでかすぎると、バックアップするのも面倒になってしまいますね)。こうすることで、使用している容量から、そろそろ、ファイルの整理が必要だと確認することが出来ます。


次に、インストールディスクから起動し、ハードディスクの初期化(パテーションの設定)を行います。特に特殊なことはないですね。
そして、システムのインストールです。
インストールは、推奨インストールではなく、最小限必要なものだけをインストールしています。

  • システム
  • 言語環境(日本語)
  • 使用するアプリケーション

インストールが終了したら、

  • 移行アシスタントを使用してフルバックアップしたHDからデータをコピー
  • 新規にアプリケーション群をインストールし直す

この2種類のどちらかを選ぶことになるのですが、気分的には、すべて新規インストールする方がスッキリしますね。
移行アシスタントはとても便利ですが、ユーザーアカウントを引き継ぎたい場合は、この時に移行しておきましょう。


そして、ソフトウェア・アップデートを実行し、アップデートを完了させれば、システムのインストールは終了です。
ここからは、自分が使用するアプリケーションをインストールしていく訳ですが、いつも使用しているアプリケーション(パッケージ物以外)は、せっかくですから、最新のバージョンをネットからダウンロードしたいですよね。
私の場合、結構な数のアプリケーションを常にインストールしていますので、Safariに専用のコレクションを作り、ブックマークするようにしています。このブックマークは、新規インストール時に手間のかからないように定期的に見直しています(これ重要)。


すべてのインストールが済んだところで、バックアップしたHDから、引き継ぐのに必要な「初期設定(plistファイル)」と、「Application Support」フォルダ内のデータ、フォント、必要な書類等をコピーしています。
普段、マックを使用する時に心掛けているのは、データをバラバラにしておかないことでして、すべて必要な書類等のデータは、「書類」フォルダに入れるようにしています(ファイルのダウンロード等も「書類」フォルダ内に設定しています)。こうしておくことで、移行する際に、書類等は「書類」フォルダをコピーするだけで済みますので手間が省くことが出来ます。


最後に、システム環境設定と、Onyx等で各種設定をし、仕上げに、ディスクユーティリティでアクセス権の修復をすれば完成です。


確かに時間はかかりますが、再インストールすることで、デフラグ効果や、使用していなかった機能の見直し、使用していなかったデータのバックアップにも役立つと思われます。


毎日使う愛機ですから、いつも快適に動いていてもらいたいものですね。
あっ、そうそう、リストアした後に、PRAMクリアをしてしまうのは、私だけ?