TrueCrypt 5.0
TrueCryptなる暗号化仮想ドライブ作成ツールがOSXに対応したバージョン「TrueCrypt 5.0」をリリースしています。
Wikipediaによると、
TrueCrypt(トゥルークリプト)とは、OSが認識するファイル・パーティション・ドライブを、TrueCryptが使用する暗号化仮想ドライブとして作成し、動的にマウントして利用するデータ暗号化・復号ソフトウェアである。
TrueCrypt - Wikipedia
さらに、マイコミジャーナルには、
物理ドライブ / パーティションをもとに作成した仮想ドライブを、リムーバブルドライブとしてマウント、TrueCrypt経由で読み書きを行う。ファイルコピーや外部アプリケーションからのアクセスが発生したときは、TrueCryptがリアルタイムに暗号化 / 復号化を実行、仮想ドライブ上では常にデータが暗号化されているしくみ。暗号化アルゴリズムはAESやSerpent、Twofishなど8種に対応、仮想ドライブの厳重なプロテクトを可能にしている。
http://journal.mycom.co.jp/news/2008/02/07/016/index.html
とも書かれていますね。
マイコミジャーナルの方がわかりやすい説明でした。
早速試用してみた。
1MBのディスクイメージを作ってみた。
- 「Create Volume」をクリック。
- 「Create a standard TrueCrypt volume」にチェック、「Next」をクリック。
- ボリュームを作る場所を指定し、名前をつけ「Save」する。「Next」をクリック。
- ボリュームサイズを決め、「Next」をクリック。
- アルゴリズムは「AES」のままで、「Next」をクリック。
- パスワードをきめます。ここでのパスワードですが、20以上のキャラクターの使用を推奨していますので、それ以下だと確認画面が出ます。それでも良ければ「OK」を。
- ファイルフォーマットは「FAT」しか選ぶことが出来ませんので、さらに「Next」をクリックします。
- 最後に、「Format」をクリックすれば完了。
マウントするには、
- 「Select File」をクリックし、先ほど作ったファイルを選択し「Open」をクリック。
- 「Mount」をクリックすると、パスワードを聞いてくるので、パスワードを入れ「OK」すればマウントされます。
TrueCryptでは、OSXのFileVault機能より強力なプロテクトを使用することが出来ます。
MacBookなど、持ち歩くことが多い方は、テストしてみるのもいいかもしれません。
てか、FileVaultって、どうなんですか?
ちなみに、FileVaultは「AES-128」で、TrueCryptでは「AES-256」となっています(他にもいくつかのアルゴリズムを選べます)。
ああ、これ書いてたら
でも記事がアップされてた。
この記事によると、隠しドライブ機能、ドライブ全体の暗号化は出来ないようですね。
とにかく、OSX用はリリースされたばかりですので、今後のアップデートで全ての機能が使用出来るようになるのでしょう。