Tangerine 0.9.4 (2887)

短時間ではありますが、ようやく動作するバージョンがリリースされたので、試用してみました。
ちなみに、ダウンロードは、

から、Tangerine 0.9.2をダウンロードし、「Check for Update...」から、最新バージョンをインストールしてください。


まず、BPM(テンポ)と、Beat Intensity(強弱)を解析するのにかかる時間ですが、様々なレビューで書かれているとおり、短時間で済みます。


早速、プレイリストを作ってみましょう。
「File」メニューから、「New Playlist」を選ぶと、パネルが開きます。このパネルは、上から、プレイリストのトータル時間(Playlist Duration)、テンポの幅(Beats Per Minute)、強弱の幅(Beat Intensity)、時間経過とテンポの関係(Generation Pattern)、レートの高い曲の再生頻度を増やす(パーティシャッフルにも同じ機能があります)、同じ曲を含めない(同じ曲を1回以上選ばない)、となっています。


例えば、通勤時間が1時間で、ゆったりとした曲調のプレイリストを作りたい時。

  • トータル時間が、1時間
  • BPMが、60〜100
  • Beat Intensityが、30〜50
  • Generation Patternは、左から2つ目の山形(お好みのものを)
  • レイトと、同じ曲を再生するかは、お好きに選んでみてください

この時、自分のライブラリーの中から、解析されたBPMと、Beat Intensityをもとに、プレイリストを作りますので、パネルの右上に、条件にマッチした曲数が表示されます。ですので、ライブラリーの曲数が少ないと、プレイリストを作ることが出来ません。
最後に、「Generate Playlist」をクリックし、プレイリストを作ります。
作られたプレイリストは、視覚的に表示されます(縦軸がテンポで、横軸が経過時間)。この画面上で、アルバム・ジャケットを右クリックすると、いくつかのメニューが表示されます。重要なメニューは「Double Song BPMBPMを倍にする)」「Halve Song BPMBPMを半分にする)」の2つで、これは、解析する際に、曲によっては、BPMを間違えて解析してしまうことがあるので、プレイリストを生成した際は、1曲ずつ飛ばしながら、確認した方がいいと思います。ですので、間違えを直すことによって、より良いプレイリストを作ることが出来るようになると思います。
出来たプレイリストは、Fileメニューからか、もしくは「コマンド+S」で、iTunesに書き出すことが可能です。


現時点では、ジャンルや、アーティスト、年代等を絞り込んだプレイリストを作ることは出来ませんが、このあたりも、今後の展開に期待ですね。
それから、せっかく解析したBPMですが、これも、iTunesに書き出せます。
Fileメニューの「Save BPM Values to iTunes...」を選ぶことで、iTunesのタグに書き込んでくれます。ただし、結構時間がかかるようです。


プレイリストを作る上で、サポートしてくれる様々なアプリケーションがリリースされてきていますが、解析するのに時間がかかるので、今ひとつ、どれもパッとしませんでしたが、Tangerineは、解析する時間が短く、超おすすめ!といったところでしょう。現在は、ベータ版で、フリーで試用することが出来ますが(今のバージョンは、今月の31日まで使えます)、正式なリリース時には、シェアウエアとしてリリースされるようです。


個人的には、Cover Flowのように、Tangerineも、iTunesに取り込んで頂きたい!そんな素晴らしいアプリケーションだと思いますね。