リストアした後にすること

久しぶりにシステムのリストアをし、移行アシスタント使わず、改めて環境を作り直しました。


日々、新しいアプリケーションをテストし、常用しないアプリケーションは、

を使い、アンインストールしていますが、削除しきれていないフォルダや、初期設定などが残ってしまいます。


年に数回、ディレクトリをスッキリさせることで、気分的にもスッキリします。


リストアの方法は、何度か書きましたが、参考になればと、簡単に書いておきます。


まずは、バックアップです。
Time Machine を使用しているのですが、バックアップの構造上、ファイルを手軽に移動(ドラッグ&ドロップ)できないので、フルバックアップを

  • ディスクユーティリティの復元
  • Carbon Copy Cloner

のどちらかの方法で行います。


今回のリストアでは、Carbon Copy Cloner を使用しバックアップしました。

バックアップ終了後、インストール DVD から起動させ、ディスクユーティリティーでパテーションを区切り、OS のインストールへと進めます。


インストールする際に気をつけていることは、必要なものだけをインストールすること。
プリンタドライバや、日本語環境以外は、必要ないので、「カスタマイズ」をクリックし、チェックを外しておきます。
そして、インストールが始まるのですが、短時間でインストールするために「インストール DVD のチェック」を「スキップ」させます。
「スキップ」させることによって、すぐにインストールがスタートし、30分程度で完了します(スキップしなければ、約倍の時間がかかります)。


システムインストールが終了後、ソフトウェア・アップデート、そして、各種アプリケーションをインストールし、バックアップからデータを移行させます。


さて、今回タイトルに書いた「リストアした後にすること」なんですが、カスタマイズインストールではできない、スリム化です。


来年リリースされる Mac OS X 10.6(Snow Leopard)では、パフォーマンスが向上し、システム領域も大幅に縮小すると書かれています。

Leopardの膨大な革新性を基盤にして新しい世代のコアソフトウェアテクノロジーを統合することにより、Mac OS Xをさらに洗練し、パフォーマンスを向上させ、新しい品質のスタンダードを確立します。
Snow LeopardではMac OS Xの必要ディスク容量を大幅に縮小することで、ユーザにとってさらに効率的になるともに、貴重なハードディスク容量をユーザの音楽や写真の保存といった本来の目的に利用できるようにします。

http://www.apple.com/jp/macosx/snowleopard/

ここ最近、システムやアプリケーションをスリムにする話題が、よく取り上げられていることもあり、私が行っているスリム化について書きたいと思います。

システムをカスタマイズし、インストールしても、使うことのない日本語/英語環境以外の言語リソースや、Universal Binary でビルドされた様々なアプリケーションの使用しないリソースがあります。


まず、使用するのは、スリムツールとして有名な

です(シェアウェア $12.95)。


使い方は、とても簡単で、スリム化したいアプリケーションを、ドラッグ&ドロップし、「スリム!」をクリックするだけ。

スリム化し、起動しなくなるなどのトラブルを起こすアプリケーションもありますが、ほとんどのアプリケーションは、問題なく使用可能です(Blacklist 機能があるので、問題を起こすアプリケーションは、スリム化出来ないようになっています)。


そして、仕上げに、

を使用しています。


Monolingual も、Xslimmer 同様に、スリム化ツールです。

個人的に、Monolingual は、必要のない言語リソース(日本語と英語は残す)をまとめて削除するのに使用しています(プロセッサに応じたスリム化も可能ですが、起動しなくなるなどの報告もあるようで、言語リソースの削除のみをおすすめします。Monolingual にも Blacklist 機能はあるようですが)。
指定してあるディレクトリをまとめて検索し、言語リソースを削除してくれるので、非常に重宝しています。
言語リソースとはいえ、1GB 程度のスリム化が可能です。


Xslimmer に似たアプリケーションで、フリーで使えるものに

があります。
この Slimtool にも、Blacklist 機能が用意されています。


スリム化は、トラブルが起きる可能性があるので、すべての人におすすめ出来ることではありませんが、MacBook Air など、ドライブ容量の少ない環境などでは、有効な手段だと思います。
また、アプリケーションや、システムがアップデートすることで、元の状態に戻ってしまいますので、メンテナンス同様、定期的にスリム化を実行すればいいと思います。